燻ログ -いぶろぐ-
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09252211 | 1日でジオラマベースを作る方法 |
ど~も~。
未だに日本軍戦車兵に階級章を取り付けていない燻です。
え~、今回は先日の『関西AFVの会』に私が持ち込んだ簡易ジオラマの
ベースについて、ちょいと記事にしてみたいと思います。
タイトルでも書いている通り、今回のジオラマベースは実質1日で
仕上げました。
…はいそうですよ計画性がないだけですよ…
しかし結果的に、この方法なら1日と言わずともかなりの短期間でそこそこの
見栄えの地面を、しかもお手軽に作成することができると判明したので、
今後のジオラマ制作工程においての大きな参考となりました。
さて、それでは制作過程を書いていきたいのですが、その前に…
この方法には、2つの条件が必要となります。
1:ベースにはあらかじめ下処理としてニスを塗っておく。
2:作業日の天気が雨ではない。
上記2点が絶対条件となりますので、ご注意を!!
ニスが塗られたベースをマスキングし、全面へとサーフェイサーを
吹き付けます。
あ…1日でジオラマベースを作る、としましたが、 この
サフ吹き作業はその日の午前0時過ぎにやりました。
つまり、深夜寝る直前です。
う……四方八方からブーイングが……
サフは乾燥時間が大事! 夜寝て朝起きたらちょうどよく乾燥しています。
ここからがホンマの作業でっせ!!
ちなみにベースは100均で購入した飾り板。ニスも同じく100均の
水性ニスを使用。事前に2日かけて2回、重ね塗りしています。
地面の表現は、先頃発売された『タミヤ 情景テクスチャーペイント』を
使用します。
後々濃い目のウェザリングやらを施すつもりだったので、明るめの色である
『砂 ライトサンド』を選択。
以前、この情景テクスチャーペイントを使用した『プラモ日記』の根生さんが
「筆で塗るととんでもないことになる」と書かれていたことを思い出し、これまた
100円ショップで購入した『油絵用のヘラ』を使って、漆喰を塗るような
感じで塗りつけていきます。
よりザラザラ感や荒地感を出したかったので、ジオラマ用の小石や砂を
所々に混ぜます。
全面に塗り終わったら、ベースを野外へ置いて充分に乾燥させます。
だから雨が降ってるとダメなんですよね~。
私は日光も風もよく当たる所に3時間放置しやした。
が! ここで問題発生。
この『情景テクスチャーペイント』、乾燥すると滅茶苦茶ヒケるのです!
ちと暗い写真ですが、ドアップにするとこんな感じ。
厚みにして2mmくらい盛ったのですが、塗布後2時間ほどで混ぜた石が
飛び出るほどヒケてます…
ちなみに履帯の跡は、油絵用ヘラを横に押し付けてモールドしました。
こういったモールドはヒケてもそのまま残るのか…
しかし、乾燥するとこの『情景テクスチャーペイント』はカッチカチになるんですね。
多少の暴力では欠けることさえしませんよ…
そういや、関西AFVの会のときに私が車から荷物を降ろした際、このベースだけが
転がり落ちて地面に叩きつけられました。
私よりも横にいた根生さんが「ぎゃああーーー!!」と悲鳴を上げるくらい
ビックリしてました…根生さん、驚かせてスミマセン…
が、その衝撃でもベースは無傷!! サフ吹きしていることもあるのでしょうが、
かなり丈夫なようです。
『タミヤアクリルカラー』の『ダークイエロー』、『バフ』、『ニュートラルグレー』を
混ぜた特製カラーを全面にムラが出るようにエアブラシで塗布。
1時間ほど乾燥させた後、履帯の跡や凸凹部は、『タミヤエナメルカラー』の
『フラットブラウン』と『フラットブラック』を筆でベチャ塗りにしました。
その後、マスキングテープをゆっくり剥がすと、上の写真のようになります!
また暗いドアップですみません…
でもでも、どうです? 結構イイ感じではありませんか??
今回、私は『射爆場』を表現したかったので、このようなノッペリした
ペンペン草1本も生えていないようなベースでOKです。
如何だったでしょうか? このタミヤの新製品『情景テクスチャーペイント』、
なかなか使えるヤツですぞ! ある程度簡単なベースなら上記の通り1日で
仕上げることができます!
私のようにペース配分が苦手で、展示会までの時間で毎回追われるような
方にはオススメですよ~。
さて、次回で階級章を付けて、完成品を記事にするとします!
もうちょっとお待ちをば~!!
なるほど、こういう具合に作成しておったのですね。
タミヤデクスチャーペイントは優れものですね。
ところで燻さん、BR86店長に年末に入手できるようにお願いしております。またその折にはご指南くださいますようお願いします。
こいいった【テク】は、時間が無くなった時には有効ですよね。自分も試してみます。
結構応用が利く制作方法ではないかと思います。
また他にも良い方法を見つけたら、公開したいですね。
>hirozさん
サーフェイサーにかなり強く食いついてくれるので、このペイントを下地に
するならサフ吹きは必須かと!
なお、BR86ですが、パソコン新調の際に資料がどこかへ行っちゃいまして…
今、全力で探しておりますので、実車写真は今しばしお待ちを…
>山口さん
こんな簡易ベースとはいえ、地面を再現していると見栄えが変わると思うので、
単品制作の際はこの方法を使っていきますよ~。
>地面を再現していると見栄えが変わると思うので
おっしゃる通り、不思議と地面あると無しとでは【説得力】が違うんですよね。
やはり地面があると、現実に存在する物のミニチュアとして確かなリアリティが
得られるからでしょうか? 説得力…まさしくそれですね!
今回の砂状地面の他にも、コンクリっぽい地面とか草原、雪景色等、いろいろ
簡単に、かつ安価で再現できるような方法を、これからも模索していきます。
でき次第、またこのブログでアップするとしましょう…
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