燻ログ -いぶろぐ-
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07230103 | ドイツ装甲列車 PZ.55 ① |
先日、仕事から帰ってきた後、窓を開けて(もちろん網戸ですよ)お題のキットを
作っていると、「ブ~ン」という羽音がしました。
音の大きさからして、我が宿敵モスキートではないようです。カナブンとかでも
侵入したか? と思って回りを見渡していると、プラモの箱の上に緑色の蟲が
とまりました。
カメムシです。
「嗚呼…出ましたよ…」
誰に言うわけでもなくつぶやく私…
ええ、ゴキやゲジと並んで現れて欲しくない昆虫シリーズの常連メダリスト。
カメムシさんのご登場ですよ…
ティッシュで包んでブチッとやれば終わるんですが、そんなことしたら私の鼻も
終わります。
しかしこのままでは…何らかの刺激であの化学兵器をばら撒かれてしまいかねません。
事態は急を要します。
そこで私のとった作戦は、3重ティッシュでそっとカメムシを包み、急いで玄関へ向かって
外に出、ティッシュ内の敵を粉砕。それを外に放置し、明日改めて燃えるゴミに中に
ブチ込んで処理する――というものでした。
ティッシュを3枚手に取り、ミッション開始!!
シャッ、そっ、ダッ、ガチャ、バタン、ぐしゃっ、ポイッ、ガチャバタン!
……
………
…………
な、何とか難敵を退けることに成功…!
部屋の中にも、あの臭いは漂っていないようです!!
ふ~、一件落着。休憩がてらお茶でも飲みましょう。
冷蔵庫のペットボトルをラッパ飲みしたその瞬間、
あの臭いが、私の鼻を貫きました。
ば…馬鹿な!? 確かに処理したはず…!
私は怯えて辺りの臭いを嗅ぎますが、どこからもしない…
はて…? さっきのは思い込みか…?
顎に手を当てた瞬間、また鼻がロンギヌスの槍で貫かれる。
そうです…
ティッシュ3枚の装甲厚では、あの臭いを発する悪汁を防ぎきれなかったようで…
微量ながら、指についてしまったのであります…
石鹸やシャンプーで念入りに洗うも、仄かに香るあの臭い。
くっ…やはり人類程度の科学ではイトカワへ衛星を飛ばして帰ることはできても、
この大自然が生んだカメムシ臭を退けることはできぬというのか…!
項垂れていたら、足元に洗濯用の洗剤が目に留まりました。
そ、そうか!
漂白剤なら、この臭いを消せるかもしれない!!
私は洗剤を少量手に取り、水道で洗いまくりました。
するとどうでしょう!!
手からはフローラルな香りが! あの臭いなんぞ塵ほども残っておらぬ!!
単にイイ香りでかき消しているのか、ホントに漂白されちまったのか分かりませんが、
カメムシの臭いにやられたら、この方法を試してみて下さい!
人類は…あの緑の悪魔に勝ったのです…!!
ありがとうイトカワ!
ありがとう「はやぶさ」!!
ありがとう夢の中の俺の嫁!!!
(↑まだ引きずっている)
さて、前座はこれくらいで…
もう残り一ヶ月を切ってしまいました『モケ盆』のお題、多砲塔キットの制作記です。
…前回の夢の中で多砲塔のことがなければ、あの店長の娘さんともっとお話が
できたのに…!!(血涙)
そんなこんな、とにかく今回作るキットはこちらになります。
トランペッター ドイツ軍対戦車装甲列車51号です。
鹵獲した機関銃や榴弾砲を積んで、武装強化を行っていた装甲列車ですが、
前線での活動中に敵戦車部隊と遭遇した際、充分なカウンター能力を保持して
いないことが多く、甚大な被害を被ることが多々あったそうです。
ちなみにソ連軍は、T-34やKV-1の砲塔を貨車に積んだ対戦車貨車を早々に
かつ大量に導入していました。
実はドイツ軍は、装甲列車のソフト面に関しては優れていましたが、ハード面では
大戦初期から後期に至るまで、後手後手に回っていたのです。
この51号も、IV号戦車の砲塔が乗っかっててちょっとカッコイイですが、ソ連軍の
『MBV D-2』という対戦車砲を2門積んだ装甲貨車を、そのデザインごと
丸パクリした車両なのです。
1944年の12月、シュタイアー社で開発され、51号から55号までの5両が作られる
予定でしたが、なんだかんだで3両しか作られず、しかも実戦に間に合わなかったと
いうダメダメトレインでした。
…ちなみにこの車両を『Nr.51』と表記しているのをよく見かけます。
『Nr.』自体が英語で言う『No.』らしいので、別に間違っているワケではないと思うん
ですけど…私は最初に『PZ.51』という名前で覚えてしまったので、どうしても
しっくりこないんですよね…いや、ホントどうでもいいことですけど。
う~ん、どっちが正しいんだろう?
あ、『PZ.』とはドイツ語の『Panzerzug(装甲列車)』の略称です。
この辺に詳しい方、もしご覧になられてましたらご教授下さいませ…
ともかく、作らねば始まりません。
幸い装甲列車は基本的に箱型です。
基本形状は簡単に組めるので、一気に進めます!
とりあえず足周りをまず制作。
一応ドイツ国鉄の色ということで、余っていたタミヤの缶スプレー、
『ジャーマングレイ』で車輪と基部を塗装。
(本当はもっと黒に近いグレーだったっぽいです)
あとは車体と上部、砲塔を作って別の色で塗装しますが…
ふぅむ…普通に作っても面白くありません。
よし、『ifの世界』ということで、戦争末期に間に合ったという設定でいろいろ
デッチアップしてやろうと思います!
名前も最初の『51号』ではなく、最後の予定車両であった『55号』にしちゃえ~。
砲塔も…うふふ、ちょいと変わった趣向で攻めてみるとしますかねぇ。
どうもはじめまして同志です
ネットサーフィンの中でこの素晴らしいブログにたどり着きました。
カメムシは我々にも恐ろしい宿敵です。頑張って下さいw
同志さんはじめまして!
こんな方向性カオスなブログをお褒め頂きまして恐縮です。
これからも真のカオスを極めるべく精進していきます(笑)
余談ですが、カメムシを静かに殺るにはガムテープが一番と、
今日父から電話がありました。
…ガムテ買ってきます…
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