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燻ログ -いぶろぐ-

徒然なるままに、その日暮らし。
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  • :08/24/14:10

11122122 88mm対空列車砲 ②

昨晩、対空列車砲の進展写真を上げようとデジカメで撮影したのですが、
あれれ? メモリに写真が取り込まれない…?

これはデジカメが悪いのか、メモリカードが悪いのか。

ということで、今回は写りが悪いですが、携帯での写真にてご勘弁下さい…





   at5.jpg

 ドラゴンの平貨車キット、アイアンサイドの平貨車キットしかり、写真のように
 貨車の側面部にはこのようなモールドがあります。
 普通に平貨車として組むなら問題ないのですが、今回改造するタイプの貨車は
 こいつらよりもノッペリとしていて、ほとんどモールドがありません。

 そこで、リューターとヤスリを使い、これらのモールドを削り落とします。






   at6.jpg

 After写真。ハンドルから突起物まで、全て削り落としました。
 この作業に3時間もかかってしまった…

 ちなみにですが、ドラゴンの平貨車は裏表に別のモールドのある、この
 ランナー4枚を組み合わせて本体を組み立てるようになってます。
 なので、私は表側になる面のみ、削り落としました。裏側までやってたら
 持ちません…


さて、これで側面部は終わり…と思いきや、まだ重要なパースの修正が
待っています。


百聞は一見に如かず。まずは下の図をご覧下さい。


   at7.jpg

 この図のように、ドラゴンの平貨車と対空列車砲の平貨車の側面部は、
 もうひとつ大きな相違点がありまして。
 それが、両端の平行面部分であります。


ちょうどドラゴンの平貨車は、88mmを2門も搭載するには大きさが少々
小さいので、キット側面にプラ板とプラ角棒を組み合わせてそれらしく
延長することにしました。
車体が大きくなって迫力が増せば、そそり立つ88mm×2も見栄えがきっと
良くなることでしょう!

とは言え、プラ板工作なぞ素人同然の私…
果たして上手くできるのか、己への挑戦でもあります。


今回はここまで!



う~む、次回ではある程度、貨車が形になっているようにしたいですね~。


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11072202 88mm対空列車砲 ①

昨晩はモケモケ隊にて第2次カラオケ大会が開催。
絶叫系の歌ではっちゃけ過ぎ、現在声を出すのに苦労する状態です…

昔ならこんなことはなかったのになぁ…歳をとったぜ…





さて、気を取り直し…

2009年最後のイベントとなります、毎年恒例『モケモケ忘年会』

その際、皆が持ち寄るお題作品は、『対空に関連するもの』ということで、
何を作ろうかといろいろ考えたところ、やはり他の人がやらないゲテモノが良かろうと
思いまして。


35スケールの鉄道フリークを自称する身としては、これしかありますまい!!!


ドイツ軍 88mm対空列車砲!!
キミに決めたッ!!!




大戦が進むにつれ、ドイツ軍は連合軍爆撃機編隊に対して充分な対空防御が
できなくなりました。

そこで、鉄道貨車に対空砲を搭載し、主要線路や駅の操作場に待機させ、
レーダーからの情報を元に爆撃予想地域へ移動、対空攻撃を行うという
鉄道対空砲部隊が生み出されました。

この対空貨車は『ゲシュッツヴァーゲン(火砲車)』と呼ばれ、
20mmクラスの軽対空砲を装備したI型、II型、88mm砲を搭載したIII型、
105mm以上の重対空砲を装備したIV型と、いろいろな種類の砲車が
平貨車から改造され、配備されました。

1944年以降、連合軍の爆撃力に比例するように、上記以外にも様々な型の
対空貨車が作られていきます。


中でも、この手の書籍や写真集、またネットでも結構見ることのできる、
インパクト大な対空貨車があります。





   at1.jpg

 見て下さいこの勇姿! 2門も積んでますよ2門も!!


コイツ、ど~も詳細がハッキリしないんですが…

1941年に、76.2mm砲を積んだ同型の貨車の写真を見たことがありまして。
そいつは対戦車用っぽかったのですが、ひょっとするとその砲貨車に、急遽
88mmを積み直して改造された対空貨車なんじゃなかろうか、と思っています。
(この辺に詳しい方、ヘルプミ~)


とにかく、どうせ作るならこれくらいインパクトのあるものにしようと、この88mmを
2門搭載した対空貨車を作ることに決めました。



とはいえ、無論こんなゲテモノ中のゲテモノがキット化されているハズもなく。

既存のキットからそれらしくデッチアップしつつ、改造するしかありません。





   at2.jpg

 平貨車と言えば、おそらく今現在入手できる唯一のインジェクションキット。
 ドラゴンのシムスTyp-SSyをベースにします。

 …実は、昔アイアンサイドから出ていた平貨車の方が、細部は正確だったり
 するんですけど、何せ手に入りませんからねぇ。ううむ。





   at3.jpg

 搭載する88mmは、タミヤの古参名キットを使用します。
 ってか、ドラゴンやAFVクラブのヤツを2門同時制作なんてやったら
 死んでしまいます。

 1個は大昔に購入したもので、実家の奥深くから発掘。
 もう1個は、V2ロケット管制車を作る為に、タミヤの8tハーフトラックを
 ヤフオクで落札した際、こんなこともあろうかとついでに安価で
 落札した中古品です。


とりあえず、88mm砲は後回し。

まずは平貨車の改造から始めます。





   at4.jpg

 35スケールの鉄道関連キットを制作された方なら、ご理解頂けると
 思うのですが…
 貨車で最も時間がかかる部分が、この足回りです。(あ、戦車も同じか…)
 何せ後はただのですからね…

 これだけ作るのに6時間くらいかかりました…俺が遅いのかな…?




さて、今回はここまで。

明日は日曜。平貨車本体の改造に取り掛かりたいと思います。


 

11022118 (名前的な意味で)鷲は舞い降りた

ども。燻です。すみません、ちと更新が空きました…

私は毎日、『PMMS』という海外の模型情報配信サイトで、新製品の情報を
チェックしているのですが…

今日もそのサイトの『New Kit News』を覗いていたところ、トンデモ情報が!!





ついにブロンコがドイツ軍装甲車Kfz-13 “アドラー”
インジェクションキットで発売決定!!

 http://www.perthmilitarymodelling.com/newkitnews/bronco.htm

    詳しくは↑のURLを参照。最初に紹介されているキットです。





キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!



思えば高校生の頃…『パンツァーファイル97~98』で、アルビーミニチュア社の
“アドラー”のレジンキットを初めて見て以来、私はこのコにズキューンと、ハートを
射抜かれたのであります…


それから十余年。

ヤフーオークションでたまに見かけるも、どうやら私以外にもこの“アドラー”の
絶妙ダサ渋プロポーションズキューンなモデラーが多くいるらしく、
落札価格が1万円近くまでつり上がることもしばしば。(ちなみに定価は8,900円)


その“アドラー”がついに…ついにインジェクションで手に入る時が来たのだ!!

ブロンコは最近、装甲車や乗用車をリリースしてたので、ひょっとして…と、
実は期待していたのですが、本当になるとは。 いやはや、めでたい!


嗚呼…このポーランドの豆戦車TKシリーズにさえフルボッコにされそうな
華奢な姿…
性格は、ちょっとお堅いところがあって「私は装甲車なんだぞ!」とツンツンしてるけど、
MG34を1丁しか装備してないので、いざ凄まれるとヘナヘナ~となってしまう…

ほら…何だか萌えてきたでしょう…??



そんな“アドラー”をもっと知りたい方は、下記のウィキペディアを参照して下さい。

     Kfz13 -Wikipedia-
 http://ja.wikipedia.org/wiki/Kfz_13




さて…早速モケモケに電話して注文せねばなぁ…(早ッ)

10291917 無題

先日、モデラー仲間である根生さんのブログ『プラモ日記』にて、非常に
衝撃的な情報を目にし、少々混乱気味です。

ニュースで何度も見ていた事件に関連する内容でしたので、最初はとても
信じられませんでした…

まだ、犯人と思しき者とこの事件との関与が明確にされておらず、断言が
できない状態でこのような記事を書くのは多少抵抗がありますが…
書かずにはいられなかったので、早計を承知でアップ致します。


亡くなられた方々に、心よりご冥福を。


そして犯人の速やかなる死を切に願い、祈ります。

10222316 フィギュア祭

先週末のこと。
いつものようにYahooオークションを巡っていた時のことでした。

「何か掘り出し物はないかなぁ~」と、1/35のレジンフィギュアで
検索していると、何と!!

『イエローサブマリン 小林源文リアルフィギュアシリーズ』

が数点出品されているではありませんか!!


以前から欲しいと思っていましたが、昔のキットということでオークションでも
あまり見かけなかった連中です。

最近はあんまし買ってないし、これを機に何個か買おうかな…と思っていると、
その出品されている中に『黒騎士物語』の3体入りキットが!



実はこの『黒騎士物語』のフィギュアは、昔から同志カレー屋さん
血眼になって探しているキットでして。
オークションやお店で見かけたら是非教えてくれと言伝を受けておりました。

…黙って私が落札して持っててもバレはしないと思いますが…
もし…カレー屋さんにこのキットを私が保有していることがバレたら…

おそらくゲシュタポに拷問される方がマシな目に遭わされて
キットを強奪されるかもしれん……(ガクブル)


と、いうワケで、すぐにカレー屋さんに一報。
電話から聞こえてくるのは狂喜の声。

「5000円くらいなら余裕で出しますよ!」という頼もしい言葉に、私は
早速オークションで入札金額を5000円と打ち込みました。





翌日。



あっさり高値更新されてるし!!





どうやら相当このキットを欲しいヤツが他にもいるようだな…

私の闘争心に火が付きました。

ヘビー・オークショニアとして黙って見過ごすわけにはいかぬ!


カレー屋さんに一報すると、高値更新の知らせに絶句するも、すぐに
いつもの豪気溢れる彼に戻り、「6250円で!!」という絶叫にも
似た命令を受諾。

「応!!」と私も間を置かずに6250円と打ち込む!


あれ? 何か受話器の向こうですすり泣くような声が…



そして何とか凌ぎ切り、6250円で『黒騎士物語』のキットを落札…

昨日荷物が届いたので、今日カレー屋さんのお店へ夕飯がてら伺い、
渡してきました。





   8de76c9e.jpg

 携帯のカメラで撮影したので写りが悪い…スイマセン。
 まぁ…アルパインのフィギュアを3体買ったと思えば、これくらいでしょう。




   1e389cf4.jpg 

 ちなみに私は同じ出品者から、このキットを落札。
 これも小林源文先生の作品『狼の砲声』に登場した自走砲兵と
 ソ連軍戦車兵のセット! 出来が無茶苦茶イイ!!
 
 ちなみにこのシリーズは、原型をジャガーモデルが担当している
 らしいので、そりゃあ出来が良くて当たり前でしょう!




さてさて、欲しかったキットも入手して幸せいっぱいな私でしたが…

先日、名古屋の北に位置する『アリスホビー』に立ち寄った際、
大量の1/35レジンフィギュアワゴンセールで投げ売り
されているのを目の当たりにし、ついつい買いまくってしまいました。





   e3e31d39.jpg

 左は、これまたジャガーモデルの負傷兵&医者セット。
 このメーカーのは、安売りされているのを見かけたらとにかく即購入と
 決めております。
 
 右は、1/35サイズではないのですが、ヒストリカルフィギュアの
 『Storm Raider』
 …どう見てもアンジェリーナなジョリーが演じていた、トゥームなレイダー
 ですが…
 たまにはこういうキットも良かろうと、一緒に買っちゃいました。





   9932c103.jpg

 今回の買い物で最も拾い物だったのが、この2個のキットでした。
 随分前にフォーサイトから出ていたレジンフィギュアシリーズ!
 前から欲しかったのですが、定価ではちと手を出し難かったので
 ここで安く入手でき、ホンマによかった!
 薄いコートといい、服の皺、表情…すべて私好みなんですよ~。
 ハーフトラックを制作する際、一緒に作ろうかなぁ。





   c6248e72.jpg

 ちと知らないメーカーだったのですが、RESINationというメーカーの
 レジンフィギュアも購入。あまり見ないポーズのモノが多かったので、
 組んでみるのが楽しみです。
 
 ところで、一番右の擦れた感じのおっさん、よく分からんのです…
 箱には『German tanker, Early WW2』と書いてあるのですが、大戦初期に
 ドイツの戦車兵って、こんな制服とか防空頭巾を着用してたんでしょうか?
 どなたか詳しい方、教えて下さい~!!



他にも1/35の工具類セットとか、1/32のパイロットのフィギュアとかも
購入したので…総額6000円超という出費でしたが、無問題!!





ホクホクしながら帰宅すると、おや? ポストに荷物が…


おおっ! 友人の山口氏が原型を作られているグレナディア・モデル
新作が届いてる!!





   048b3a05.jpg

 昭5式軍衣袴に身を包んだ、大戦初期の日本陸軍戦車兵と歩兵セット!
 九四式軽装甲車にジャストフィットするように制作されていますが、
 ちょいといじれば、他キットにも使用できると思います。

 今回は根生さんとホワイトタイガーさんも欲しいということで、3セット
 注文していました。今度お渡しせねば…



いやはや、今週はまさにタイトルの通り、フィギュア三昧でお祭り騒ぎ!
出費もちとかさみましたが、結果的には欲しかったキットが安く入手
できたので後悔など微塵も無し!!



さてと、今夜もまたオークションを覗くとしますかね…ふふふ。

10162324 秘技・スーパーツィメリット!

昨晩の悲劇を乗り越え、帰ってまいりました!

皆様の燻でございます!!




さてさて、先週末に我が地元、三重県の伊勢市にて開催されました
『伊勢フライングビーナス』展示会。


その会場で、Bluebell氏による簡単ツィメリット・コーティングの実演が
行われておりまして。
その際、撮影しました写真を元に、この簡単ツィメリットをライヴ感覚で
皆様にも体験して頂くべく、筆を取った次第であります!


なお、本家本元のコーティング・マスターことBluebell氏のサイトでも
コーティング実演の記事を読むことができますので、拝読をお勧め
致します。


いやぁ…氏の――いや、我が師Bluebell殿下の、分かりやすい
解説と丁寧な実演のお陰により、事細かなところまで書くことができそうです。

(ちなみに私の師はBluebell師の他にはデーブ・スペクター様のみ)




さて! それではいよいよツィメリット・コーティングの実演講座の解説を
書かせて頂きまっす!!





   pho1.jpg

 実演で使用されていたのはWAVE『ミリプット・エポキシパテ』でした。
 現在、モケ模型隊たっての希望により、モケモケさんにて入手可能です!
 私も持ってないので、買いに行かねばなぁ…





   pho2.jpg

 他のエポパテと同様、このエポパテも2種混合硬化タイプです。
 しっかりと混ぜ合わせた後、写真のようにベビーパウダー
 まぶした作業場にて、今度は平らに伸ばしていきます。

 このエポパテの大きな特徴は、タミヤ等のパテとは異なり、水溶性
 成分を含んでいるということです。
 よって、混ぜ混ぜタイムのときに、ついうっかりいつものクセで水を
 指に浸けてしまったらさぁ大変!!
 雪解けしたアルデンヌの森状態になってしまうでしょう…


 …脱線しました。話を戻します(オイ!)

 ちなみに、この実演作業はキットの箱を使用しておりますが、これは会場で
 パウダーが飛び散らないようにとの師の太平洋の如き広大なる
 優しさと配慮から選ばれたとお聞きしました。

 しかし、この箱の中での作業が、さらに意外な発見をもたらしてくれたのです。
 普通のエポパテを紙製の箱なんかの上に置いておいたらすぐにくっついて
 しまいますが、ベビーパウダーをまぶしてあるので全然箱にくっつかないのです!
 紙製の箱の上で大丈夫なら、きっとどこで作業してもくっつかないでしょう。

 師によりますと、このパテにはベビーパウダーと同じような成分が含まれて
 いるそうでして、パウダーがパテの中に混ざっちゃってもあまり影響がないと
 いうことらしい…
 (パウダーを混ぜ過ぎると、カッサカサになって練れなくなってしまいますが)
 いやはや、本当に目からウロコであります…


 ってか、このエポパテ、パウダーをまぶしてあるので、触っても無害な粉が
 指に付くだけ…
 しかも香りはまるでシャンプーしたてのオンナノコの髪みたいなイイにおいが…



 …ハッ!? またトリップしてた!!!



 落ち着け俺!
 こういうときは列車砲の型式を唱えるのだ!!


 15cmK(E)…20.3cmK(E)…24cmK(E)テオドール…クルシェ・ブルーノ…
 21cmK12N(E)…28cmBrk(E)…K5…38cmジークフリート…80cmK(E)…




 よぉし落ち着いた!! これで記事の続きが書けるぜ!!










 ………ごめんさいもうしません。





   pho3.jpg 

 混ぜたエポパテを、伸ばし棒を使って、そば打ちの要領で薄~く伸ばして
 いきます。
 この際、伸ばし棒にパテがくっついてしまわないように、ベビーパウダーを
 充分にまぶしておく必要があります。

 伸ばす際のコツとしましては、伸ばし棒を前後に転がして伸ばすのではなく、
 一方向のみへ内側から放射状に伸ばしていくこと。
 こうすると、伸ばし棒にくっついてしまうことが少なくなります。

 余談ですが、一緒に行ったメタルマスター・みずのさんによりますと、
 伸ばし棒は比重の重い金属製の方がよりやりやすいとか。
 師も、金属製の伸ばし棒を使われていました。

 みずのさん…例のブツ、よろしくお願いしやすぜ…ゲヘヘ(内輪ネタで失礼…)




   pho4.jpg

 薄く伸ばし終えたエポパテです。ノギスで測ると何と厚さ約0.2mm!!
 明かりにかざして見て、向こう側が透けるくらいがコーティングにちょうど
 良い薄さなんだそうです。

 あまりにも薄いので、指で摘もうとするとグニャッとなります。指ではなく、
 写真のようにカッターナイフの刃のような薄く硬い物ですくい上げるように
 取るのがポイント。
 




   pho5.jpg

 今回の実演ではタミヤの『タイガーI』を使用されていました。
 パテを乗っける前に、コーティングを施す面へと水を塗りたくります。
 このエポパテが水溶性である為、何と、水だけでキットに
 接着することができるのです!


 ここで注意!! 

 接着する面に、普通に水を付けるだけでは表面張力で水滴の状態になって
 しまい、うまく全面へと塗ることができません。

 そこで、台所にある中性洗剤を数滴水に垂らすことで、その表面張力を
 なくして全面に水をなじませることが可能になります!
 (この技は、普通のデカールを貼る際にも応用できるそうです)

 さて、水を表面になじませましたら、薄~く伸ばしたエポパテをその上に
 乗っけます。
 
 驚くべきことに、この時点でもうエポパテはガッチリと
 くっついていて動かなくなります。

 あまり強く指で動かそうとするとベリッといくことになりますので要注意。
 位置決めと伸ばしたパテの形状は、水を塗る前にあらかじめ乗せてみる
 などして考えておいた方がいいでしょう。





   pho6.jpg

 エポパテをコーティング面に乗せてから3分も経たないうちに作業開始!
 まずは面からはみ出し、余ったパテを指やカッターで削ぎ落とします。
 (何と、この余ったパテも、後で丸めて再利用可能!)

 コーティング面の整形が終わったら、市販のコーティングブレードや
 コロコロマシン(?)を使って面に凸凹を刻んでいきます。
 ちなみにBluebell師は市販のコロコロブレードの他に、金属パイプに
 真鍮線を接着した自作のコロコロ(写真で手にしておられる物)を
 使用されていました。





   pho7.jpg

 あっという間、数分でこの通り!! 
 もう1面が終わっちゃいましたよ奥さん!!

 ってか、パテを練り始めてからコーティング終了まで、僅か15分って…
 もはや神業を超えて魔技ですよ…

 師、曰く。コーティングのコツとしてましては、まずコロコロを下側から上へと
 転がして刻み、今度は上から下へと同じところを折り返して刻むと、凸凹が
 より深く刻まれる上に、本物と同じような表現になるそうです。

 なお、少し強めに刻んでも、このパテはガッチリ食いついているので無問題。
 むしろ少しくらい剥がれた方がリアルかもしれませんね…





   pho8.jpg

 ここで、この薄く伸ばしたエポパテの馴染み具合が分かる写真をば。
 ちとピンボケになってしまいましたが…お分かりでしょうか?
 ケーニヒスティーガーの砲塔後部、あのスーパー凸凹なモールドの
 上に被せると…写真の通り! くっきりはっきり!!

 これも、ただ洗剤を混ぜた水で接着しただけです。



   pho9.jpg

 早速コーティングを施されていました。コロコロとブレードを併用して
 ご覧の通り!! 
 これが伸ばした1枚のパテで表現できると言うのだから凄い…





   pho10.jpg

 さて、ティーガーIに戻ります。
 車体左側面に続き、まったく同じ方法で車体前面装甲にコーティング。
 ボールマウント周辺は放射状に施すので、コロコロを押し付けて表現。
 ここも、パテを伸ばし始めて10分そこそこで完成してました…




ここで何と、Bluebell師が私に「どうです? やってみますか?」と声を
かけて下さいました!






実は私、ツィメリット・コーティング暦0年という
初心者以下のゴミのような存在です。





嗚呼…

「てめぇ! 偉そうに書いてんのにやったことねぇのか!!」
「ふざけんじゃねぇぞエセモデラーが!!」
「これだからゆとりは…」

という罵詈雑言が聞こえてくるぅ…



だってめんどくさそうだったんだもんっ。

 




そんな私が人生で初めて施したツィメリットが、こちら!!





   pho11.jpg 

 ティーガー前面下部…面積も小さく、初めての私に最適な面…
 そして、ここが思い出の場所となりました……

 エポパテの伸ばしから貼り付け、コーティングに至るまで、師の介添えを
 受けつつ遂行しましたぞ!!


 うおおーー! ちょー簡単!! 
 今までおっかなびっくりでやってこなかったので、現在主流とされる方法と
 比較することができませんが…
 

 俺でも…こんなゴミみてぇな俺でも……ツェメリットができるんだ……


 と、初体験な私でも写真の通り、無事刻み込むことができました!





   pho12.jpg

 私に続いて、一緒に展示会に行ったとこやさんが挑戦!!
 
 周りにはギャラリーもいたので、緊張…緊張であります…





   pho13.jpg

 薄く伸ばして、水を塗って貼り付け!
 少し長さが足らなくとも、無理に剥がす必要はありません。
 後で上から貼り付けることができるので、 延長も気軽に行えます。


 とこや 「うわ、長さが足らん!」

 剥がそうとしてもビクともしないエポパテ。

 とこや 「と…取れん……」

 燻 「ね! スゴイでしょ! ホンマにガチでくっついてるでしょ!?」

 とこや 「ええい! やかましいッ!!」


 ――な感じで事は進み、とこやさんもコーティングに入られました。





   pho14.jpg

 コロコロ~、コロコロ~。
 力加減で、微妙に表情の変わるコーティング面ですが、師曰く、何種類かの
 ブレードを用意した方が、より面に変化を持たせられるのでオススメとのこと。





   pho15.jpg

 僅か15分ほどで、とこやさんもコーティング、コンプリート!!



実演だけでなく、体験までさせて頂きました。

いや~、ツィメリットがこんなに楽しいものだとは!!
これでティーガーもキンタもポルシェ博士の変態電気駆逐戦車
怖くないぞ~!!



最後は、このコーティング法で作られたBluebell師のティーガーIの
完成展示品で、この記事を締めたいと思います。





   pho16.jpg

 実演で使用されたキットと同じ、タミヤの『タイガーI 後期型』です。

 し…渋い! カッコイイ!!





   pho17.jpg

 車体前面のドアップ写真です。



   pho18.jpg

 ティーガーにおける最大の難所、砲塔前面は、右側と左側でそれぞれ
 2枚、エポパテを貼られて作業されたそうです。
 
 …自分の目で見て、書いてても、これが薄く伸ばしたエポパテを
 デカールみたく貼り付けてコーティングしたとは信じ難いです…




如何だったでしょうか!?

うおー、書いててテンション上がってきました。それくらい、このコーティング方法は
私の中でショッキングでして。


『平日模型親父どもの部屋』でも、上記のとこやさんがこの実演をレポートされて
おられますので、是非ともそちらと併用して参照して頂けると幸いです。



私の使命は、このコーティング法をモケモケ忘年会までにマスターし、師の技を
迷える同胞たちへと伝播させること…



と、思ってたら、ひょっとするとBluebell師がモケ忘に来られるかもしれないという
情報が!!




師よ…ご安心下され。



その際はこの燻、全身全霊をもって
サクラ役に徹しさせて頂きます故!!






さあ、キミも明日からツィメリットにチャレンジだ!!



 

10152304 うわぁぁぁあああぁぁん!!

2時間以上かけて書いてた

ツィメリット講座が操作ミスで

全部消えちまったぁあぁーー!!!






バカッ!!

俺のバカァアアーーッ!!!





もうあかん……モチベーションが粉砕されました…orz




ブログを書いている方にお聞きしたいんですが、長文記事を書くときって
一体どんな風に防御策を打っておられるんですかね…?


嗚呼ぁ…こんなことなら途中でメモ帳にでもコピペしとくんだった…



明日、また再執筆致しますので、もうちょっとお待ち下さい…





ちっくしょーーー!!!(号泣)